Qt 4.8.6 がリリースされました。
Qt 4.8 系のバグフィックス版であり、200以上の修正が適用されています。Qt 4 を使用している場合はバージョンアップをお勧めします。主な変更点は以下の通りです。
- セキュリティアドバイザリー: XML エンティティの展開によるサービス拒否
- Mac OS X 10.9 (Mavericks) のサポート
- MinGW のアップデート
注意: 同日にアナウンスされた セキュリティアドバイザリー の修正は含まれていません。
Qt のあれこれ (仮)
Qt 4.8.6 がリリースされました。
Qt 4.8 系のバグフィックス版であり、200以上の修正が適用されています。Qt 4 を使用している場合はバージョンアップをお勧めします。主な変更点は以下の通りです。
注意: 同日にアナウンスされた セキュリティアドバイザリー の修正は含まれていません。
GIF 画像処理に関するセキュリティアドバイザリーが公開されています。Qt 4.8.6, 5.2.1 を含むすべての Qt に影響します。
特別に加工された GIF ファイルを読み込んだ際に、Qt アプリケーションがクラッシュします。アプリケーション側で可能な対応はなく、Qt 5.3 を使用するか、以下のパッチを当てた Qt を使用する必要があります。
なお、この記事の執筆時点で Qt 4 系のパッチは qt リポジトリにマージされてませんので、注意してください。
Qt Creator 3.1.0 がリリースされました。
主な変更点は ベータ版のリリース記事 を参照してください。それ以外では iOS の正式サポート、QNX、LLDB、QML/Qt Quick、qrc 等のサポートの改善、WinRT の実験的サポートがあげられています。
メンテナンスツールからの更新はできなかったので、そちらは Qt 5.3 リリース時になると思われます。
また、日本 Qt ユーザー会 で行っていた Qt Creator の翻訳プロジェクト の成果もマージされており、久しぶりに一通り翻訳が完了した状態でリリースとなりました。翻訳で気になる点があればご連絡ください。なお、メニューのショートカットが日本語表記の件は Qt 本体のメッセージが関係しており、Qt 5.3 で対応予定で作業中です。
先日お知らせした Qt Developer Day 2014 Tokyo ですが、イベントの概要が公開され登録の受付も開始されています。
中国の登録ページに飛ぶリンクがあったりしますので注意してください。
平日ですが、無料で参加できるようですし、詳細は不明ですが午後からはモバイル(iOS / Android)向けのトレーニングトラックも開催されるようです(講師の名前を見ると英語によるトレーニングになる可能性がありますが……)。
来年以降も続けていくためにも出来るだけ多くの方に参加して欲しいものです。
Qt Creator 3.1 RC1 がリリースされました。
Qt Creator 3.1 の変更点については ベータ版の記事 を参照してください。
Qt Creator 3.1 の日本語メッセージを準備中です。正式版のリリースには含まれるようにするつもりですが、途中でも良ければ以下のファイルをダウンロードして試してもらうこともできます。ソースからコンパイルする人は qtcreator_ja.ts ファイルを、バイナリパッケージを使用する人は qtcreator_ja.qm ファイルをダウンロードして置き換えてください。
未訳はあと少しですが、誤訳などもあると思いますので変な訳を見つけたときにはプラットフォームとメッセージの場所などを教えて頂けると助かります。