Qt Creator 3.1.0 リリース

Qt Creator 3.1.0 がリリースされました。

主な変更点は ベータ版のリリース記事 を参照してください。それ以外では iOS の正式サポート、QNX、LLDB、QML/Qt Quick、qrc 等のサポートの改善、WinRT の実験的サポートがあげられています。

メンテナンスツールからの更新はできなかったので、そちらは Qt 5.3 リリース時になると思われます。

また、日本 Qt ユーザー会 で行っていた Qt Creator の翻訳プロジェクト の成果もマージされており、久しぶりに一通り翻訳が完了した状態でリリースとなりました。翻訳で気になる点があればご連絡ください。なお、メニューのショートカットが日本語表記の件は Qt 本体のメッセージが関係しており、Qt 5.3 で対応予定で作業中です。

Qt Creator 3.1 RC1 リリース

Qt Creator 3.1 RC1 がリリースされました。

Qt Creator 3.1 の変更点については ベータ版の記事 を参照してください。

日本語メッセージ

Qt Creator 3.1 の日本語メッセージを準備中です。正式版のリリースには含まれるようにするつもりですが、途中でも良ければ以下のファイルをダウンロードして試してもらうこともできます。ソースからコンパイルする人は qtcreator_ja.ts ファイルを、バイナリパッケージを使用する人は qtcreator_ja.qm ファイルをダウンロードして置き換えてください。

未訳はあと少しですが、誤訳などもあると思いますので変な訳を見つけたときにはプラットフォームとメッセージの場所などを教えて頂けると助かります。

Qt Creator 3.1 ベータ版リリース

Qt Creator 3.1 のベータ版がリリースされました。

Qt Creator 3.1 の主な変更点の一つが Clang コードモデルです。コードモデルとは Qt Creator 内でプロジェクトをパースしその内容を記憶するモデルのことで、エディタでのハイライトやコード補完などに利用されています。これまでの Qt Creator では独自のコードモデルを使用していました。独自コードモデルは高速ですが、複雑な構文には対応していなかったり、C++11 や C++14 といった新機能への対応が不十分であることが問題でした。そこで、既にコンパイラとして実績のある Clang を利用したコードモデルを作成することで正確性を向上させることが可能となります。

“Qt Creator 3.1 ベータ版リリース” の続きを読む

Qt Creator 3.0.1 リリース

Qt Creator 3.0.1 がリリースされました。

Qt Creator 3.0.0 の Qt Quick Desinger や iOS, Android のデバッグサポートなどを中心にバグフィックスを行ったバージョンです。同時にリリースされた Qt 5.2.1 のバイナリアーカイブにも同梱されていますので、そちらを使用される方は単体パッケージをダウンロードする必要はありません。

Qt Creator 3.0 リリース

Qt Creator 3.0 がリリースされました。

これまでの 2.8 との違いとしては主に以下になります。

  • Qt 5 ベース
  • Android や iOS, BlackBerry/QNX などのモバイル対応強化
  • LLDB 対応

これまでは Qt 4 の機能をベースに実装されてきましたが、Qt Creator 3.0 からは Qt 5 だけの機能(Qt Quick 2)が積極的に使われ始めました。Qt 4 でビルドし動かすことも可能なはずですが、ウェルカムスクリーンなどに Qt Quick 2 が使われています。単体パッケージ版も以前までの Qt 4 でのビルドから Qt 5 でのビルドに置き換わりました。Qt 5.2 のバイナリパッケージをインストールするのであれば、もう単体の Qt Creator バイナリパッケージはインストールする意味はありません。

Qt 5 版の動作に問題があるなどで単体パッケージ版を使用していた人は注意してアップデートしてください。

Qt Creator 3.0 ベータ版リリース

Qt Creator 3.0 ベータ版がリリースされました。

Qt Creator 3.0 では Android サポートが改善され、Qt 5.2 に追加されたアプリの転送もサポートしています。

また、iOS の実験的サポートが追加されています。こちらはデフォルトではオフになっているので、「ヘルプ」→「プラグインについて」から「Device Support」の「iOS」にチェックを付けてください。

この他にも細かな改善が成されています。

Qt Creator 2.8.1 & Installer Framework 1.4.0 リリース

Qt Creator 2.8.1 と Installer Framework 1.4.0 がリリースされました。

Qt Creator 2.8.1

バグフィックスリリースですが、Qt のオンラインインストーラで 2.8.1 へアップグレードできるようになりました。なお、単体インストール版が Qt 4.8 でビルドされたバイナリで、Qt 5.1.1 のインストーラに同梱されているものは Qt 5.1 でビルドされたバイナリであることには変わりませんので、Qt 5.1.1 のインストーラ版の Qt Creator で問題が発生する場合は単体インストーラ版を利用してみてください。

Installer Framework 1.4.0

Qt 5.1.1 や Qt Creator のバイナリインストーラでも使用されているフレームワークです。日本語メッセージ がタイミングの問題で 1.4.0 には間に合わなかったのは残念ですが、1.4 系にコミットはされましたので 1.4.1 あるいは 1.5.0 からはデフォルトで日本語が使用できるようになります。どうしても日本語が使いたい人は gitorious から 1.4 ブランチを取得してください。ただし、1.4 では元のメッセージが翻訳に適していない部分があった関係で、無理矢理訳しているようなところもあります。注意してください。

Qt Creator 2.8.0 リリース

Qt Creator 2.8.0 がリリースされました。

Qt Creator 2.8 の新機能は「Qt Creator 2.8.0 ベータ版リリース」で紹介していますが、それ以外にも以下の機能が追加されています。

  • LLDB デバッガの実験的サポート
  • Android: GUI な manifest エディタ、デバイス上での QML デバッグ
  • BlackBerry: セットアップウィザード
  • 商用版: Qt Quick Designer、QML Profiler の 追加機能

なお、Qt5 のインストーラに同梱されている Qt Creator のアップデートですが、トラブルが発生しているため、更新可能になるまではもうしばらくかかるそうです。