Qt Creator 4.0 ベータ版がリリースされました。
Qt Creator 4.0 の主な新機能は以下の通りです。
- ライセンスから LGPL を削除(今後は GPLv3 と商用版のデュアルライセンスへ)
- 以下の商用版の機能がオープンソース版にも追加されます
- Clang 静的解析
- ユニットテスト
- QML Profiler での商用版限定イベント
- フラットスタイルデザイン
- CMake サポートの改善
- 解析モードをデバッグモードへ統合
Qt のあれこれ (仮)
Qt 5.7 アルファ版がリリースされました。Qt 5.6.0 が遅れた関係で、アルファ版のリリースそのものは 5.6.0 のリリースの前に行われています。
Qt 5.7 では環境面での変化が大きいため注意してください。
5.7 の主な新機能は以下の通りです。
Qt 5.6.0 がリリースされました。
当初の予定から三ヶ月遅れましたが、ようやく Qt 5.6 がリリースされました。Qt 5.6 は 最低3年間サポートする Long Term Support(LTS) 版となります。商用版のサポートを利用している人はこれまでも2年以上の期間のサポートされていましたので、そんなに変わらないのではないかと思われるかもしれません。しかし、Qt Project のサポートと The Qt Company のサポートは意味合いが全く異なることに注意してください。
これまでの Qt のリリースポリシーでは「パッチは基本的に最新バージョンにのみ適用(セキュリティパッチは除く)」としていました。メジャーバージョンの変更時(ex. Qt4 → Qt5)では古いバージョンが長くメンテナンスされることもありましたが、バグ修正は基本的に最新版に対して行われ、旧バージョンが修正されるかどうかはケースバイケースでした。また、商用サポートでは Q&A に対応してバックポートパッチを出すことはありますがマイナーバージョンが古い Qt が継続的に修正されることはありません。このため、これまでは新しいマイナーバージョンが出ると古いマイナーバージョンが新しくリリースされることはありませんでした。
Qt 5.6 の LTS ではサポート期間バグ修正を行い、パッチリリース(5.6.x)を続けることになっています。
なお、Qt 5.6 は C++11 を必要としない最後の Qt となる予定です。
Qt 5.6 の主な変更点は以下の通りです。