Qt Creator 2.8.0 ベータ版リリース

Qt Creator 2.8.0 のベータ版がリリースされました。

主な変更点は以下の通りです。

エディタのマルチウィンドウ対応

コンテキストメニュー等から直接ファイルを別ウィンドウで開くことはまだ出来ませんが、メニューの「ウィンドウ」から「Split New Window」で別ウィンドウを開くことができます。挙動などはまだ決めかねている部分もあるようですので、希望の動作などがありましたらバグレポートやメーリングリストで報告してください。

C++サポートの改善

バグ修正以外にもリファクタリング機能が増えています。

  • インライン関数の定義を cpp ファイルへ展開
  • メソッドの返値や new した値をローカル変数に代入する
  • 親クラスの純粋仮想関数を継承する宣言と定義の追加

Side-By-Side の diff ビューア

Qt Creator 2.7 ではデフォルトでオフになっていた diff ビューアがデフォルトで動作するようになりました。git diffの結果や任意のファイルの差分を Side-By-Side で見ることが出来ます。

git サポートの改善

rebase を対話的に処理する機能やサブモジュールのアップデートなど多くの機能が追加されました。

Python サポート

クラスウィザードやシンタックスハイライト、インデントなどが追加されました。

モードセレクタの表示・非表示

Qt Creator のウィンドウの左端にあるモードセレクタが非表示出来るようになりました。各モードはショートカットで呼び出せますので、ウィンドウを広く使いたい人には朗報です。また、それに伴って今までモードセレクタに表示されていた各種プログレスバーがウィンドウの右下に出るように変更されています。

その他

CDB 対応や QNX, Android 対応の改善など。

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