Qt5 の QAtomicInt と QAtomicPointer では Qt4 とのソース互換性が無いことを受けて、新しい QAtomic 系クラスに対応していないアーキテクチャへのサポートの将来的な停止が Qt Core モジュールのメンテナである Thiago Macieira から提案されました。
現在その対象となっているのは以下のアーキテクチャです。
- Integrity
- VxWorks
- Alpha
- Blackfin
- POWER and PowerPC
- S/390
- SH-4a
- SPARC
メールでは 5.1 で利用停止を推奨し、5.2 で古いコードの削除が提案されています。もっとも、削除した場合でも C++11 の std::atomic や gcc の機能を使った実装があるため、それらのアーキテクチャでは全く動かないということにはならないようです。