Qt 5.1.0 がリリースされました。
新機能の簡単な説明は Qt 5.1 アルファ版の記事 を参照してください。
Android & iOS テクノロジープレビュー
Qt 5.1 の目玉は Android と iOS 対応のテクノロジープレビューでしょう。モバイル分野で大きなシェアを持つ二つのプラットフォームへの対応がようやく日の目を見ることになりました。iOS では Qt5 自体の売りである Qt Quick 2 が動作しないなど、まだまだ課題はありますが正式対応となる 5.2 が楽しみというところでしょうか。
また、サンプルとして Google Play と iOS の App Store で Qt5 アプリが公開されています。どちらも無料ですので、ぜひインストールして動かしてみてください。
- for Android
- for iOS
Qt Quick 2 が使えない分、iOS 向けは少し地味かもしれません。
既知の問題点
既知の問題点 がいくつか報告されていますので、注意してください。主なところでは
- Qt 5.1.0 RC1 のオンラインインストーラからのアップデートが行えない
- Windows: VS2012 版のバイナリではコンパイラの最適化のバグで動作がおかしいメソッドがある(JavaScript の toUpperCase)
- Mac OS X: 他のフレームワークを使用するプロジェクトではそのパスを指定する必要がある
- Android: 機種などによっては文字が化けることがあるなど
- iOS: 多数
- etc.
とりあえず、デスクトップのOpenGLがリリースに含まれてよかった