Qt 5.2 ベータ版がリリースされました。
Qt 5.2 では Android と iOS を正式サポートしますが、iOS 版のバイナリパッケージが初めてリリースされたことになります。
これは Qt Quick / Qt Qml モジュールの刷新によるもので、これにより Apple の AppStore に Qt アプリが提出可能となりました。
この他にも新しいモジュールの追加など、多数の変更が加わっています。
- Qt Bluetooth: Linux の Bluez 4.x と Blackberry をサポート
- Qt NFC: Blackberry をサポート
- Qt Positioning: 全プラットフォームで NMEA フォーマットを、Linux で GeoClue をサポート
- Qt Windows Extras: Windows 特有機能のサポート
- Qt Mac Extras: Mac OS X 特有機能のサポート
- Qt Android Extras: Android 特有機能のサポート
- QTimeZone と QCollator の追加によるロケール関連の改善
- Qt Widgets 関連の改善や新クラス(QKeySequenceEdit)
- QML の アニメーション がメインスレッドの高負荷によって停止しなくなりました
- Qt Quick Controls の新機能やモバイルプラットフォーム向けの機能追加
- アクセシビリティが全デスクトッププラットフォームで正式サポートとなり、Android 向けに基本機能をサポートしました