「Qt」カテゴリーアーカイブ

Qt 5.4 ベータ版リリース

遅くなりましたが、Qt 5.4 のベータ版がリリースされています。

5.4 の主な変更点を以下に記載します。

  • モジュールの追加: WebEngine(technology preview), WebChannel
  • WinRT の(ほぼ)フルサポート
  • LGPLv3 の追加
  • HighDPI サポートの改善
  • OpenGL 関連の改善
  • Bluetooth LE(Low Energy) のサポート(technology preview)
  • Android サポートの改善
  • iOS サポートの改善
  • OS X サポートの改善
  • Wayland サポート
  • etc.

続きを読む Qt 5.4 ベータ版リリース

Qt 5.3.2 & Qt Creator 3.2.1 リリース

Qt 5.3.2 と Qt Creator 3.2.1 がリリースされました。

Qt 5.3.2

Qt Creator 3.2.1

どちらもバグフィックス版です。Qt Creator 3.2.1 に関しては 3.2.0 で発生していた OS X 版で CLang コードモデルプラグインが読み込めなかった問題やフリーズ、クラッシュなどの重要なバグが修正されています。Qt 5.3.2 に関してはバグフィックスと商用版のモジュールのアップデートが特徴のようです。

Qt 5.4 アルファ版リリース

Qt 5.4 アルファ版がリリースされました。

主な変更点を以下にまとめます。

  • WinRT のフルサポート
  • QOpenGLWidget の追加とそれに伴って旧 OpenGL モジュール(QGLで始まるクラス群)の非推奨化
  • QQuickRenderControl クラスの追加
    これまでは Qt Quick を QQuickWindow 以外へ描画することができませんでしたが、QQuickRenderControl を用いることでウィンドウ以外へ描画することができるようになります。
  • Windows 版でネイティブ OpenGL と ANGLE 版を動的に選択可能
    これまではコンパイル時にどちらを用いるかを決定する必要がありましたが、今後はアプリケーションの起動時にどちらを用いるかを指定できるようになります。アプリケーションの起動後には動的な変更はできません。
  • Qt Quick Controls での Android ネイティブスタイル
    なお、このモジュールは Apache 2.0 ライセンスのコードに依存しているため、LGPLv2 では利用できません。
  • Bluetooth Low Energy (Bluetooth LE)のサポート(テクノロジープレビュー)
  • Qt WebEngine モジュールの追加
  • Qt WebChannel モジュールの追加
    WebKit/WebEngine の JavaScript から C++(QObject) の機能を利用するためのモジュールです。QWidget 系のクラスを利用することはできませんが、Qt WebEngine で Qt WebKit Bridge と同様の機能を利用するための機能と考えてください。
  • LGPLv3 ライセンスの追加

続きを読む Qt 5.4 アルファ版リリース

Qt 5.3.1 & Qt Creator 3.1.2 リリース

Qt 5.3.1 と Qt Creator 3.1.2 がリリースされました。

どちらもバグフィックス版です。Qt 5.3系、Qt Creator 3.1系を使っている場合にはバージョンアップしましょう。

Qt 5.3.1の主な変更点は以下の通りです。

  • Qt Quick Engineのパフォーマンス改善(主にARM)
  • ANGLE での QQuickWidget
  • Mac OS X 10.10 の初期サポート
  • Android L の(初期)サポート
  • その他

続きを読む Qt 5.3.1 & Qt Creator 3.1.2 リリース

プロキシ内でのオンラインインストーラ

プロキシ内から Qt のオンラインインストーラを使っている場合に正常にダウンロードが出来ない不具合が先日まで発生していましたが、それが解決されました。既に更新されたインストーラがリリースされています。

なお、プロキシがうまく動作しないバージョンがインストールされている場合は MaintenanceTool に “–proxy” オプション(ハイフンは2つ)をつけて実行すればシステムのプロキシ設定を用いて動かすことが出来ます。アンインストール前にお試しください。

Qt3D 2.0

Qt3D 2.0 についてのスライドが公開されています。

待望されつつもこれまで遅れていた Qt5 用 Qt3D の正式リリースが近づいてきたということでしょうか。なお、スライド後半のタイムラインが2013と記述されていますが、2014の間違いだと思います。

Qt 5.3 リリース

Qt 5.3.0 が正式にリリースされました。予定通り、Qt Developer Day 2014 Japan に合わせてのリリースでした。

Qt 5.3 自体は 5.2 からのリリース間隔が短いこともあり安定性の向上を目指したリリースとなりますが、それでもいろいろな新機能があります。

Websockets に関してはこれまでも Qt WebKit 内ではサポートされていましたが、WebKit を経由せずに使用するためのモジュールとなります。

Qt 3D, Qt WebEngine に関しては 5.3 には間に合わなかったようです。

続きを読む Qt 5.3 リリース

Mac OS X とキーボードニーモニック

キーボードニーモニック(mnemonics)とは GUI の部品にキーボードでアクセスするためのもので、アクセスキーと呼ばれることもあります。Qt では UI のテキストに & に続くアルファベットで指示します。英語の場合はたとえば “&File” で F がニーモニックとなります。日本語などの場合は漢字やひらがなをニーモニックにもちいることができないため、”ファイル(&F)” の様に UI のテキストの後の括弧の中で指定するのが慣習となっています。

このキーボードニーモニック、Windows や Linux では使われていますが Mac OS X では使われていません。 さきほどの “&qmp;File” は Windows や Linux では “File” と対応するアルファベットが下線付きで表示されますが、Mac OS X ではただの “File” となります。しかし、Qt の場合、 “ファイル(&F)” という形式には対応していないため、”ファイル(F)” と無意味な “(F)” が表示されてしまいます。

実害が薄く qm ファイルの加工で回避可能なこと、欧米圏では無関係なケースが多いことなどから放置されてきた問題ですが、少し前にパッチを作ってみました。

今のところ一通り問題なく動いているようですが、本格的に Qt に取り込んでもらう前にテスターを募集したいと思います。是非上記のパッチを試してみてください。特に問題の報告がなければ Qt Dev Day Tokyo の終了後にでもレビューリクエストを提出したいと思っています。目標は Qt 5.4 への取り込みです。

Qt 4.8.6 リリース

Qt 4.8.6 がリリースされました。

Qt 4.8 系のバグフィックス版であり、200以上の修正が適用されています。Qt 4 を使用している場合はバージョンアップをお勧めします。主な変更点は以下の通りです。

注意: 同日にアナウンスされた セキュリティアドバイザリー の修正は含まれていません